格安SIMでデータ通信できる最新HPのノートPC「HP Elite x2 1011 G1」

格安SIMでデータ通信できる最新HPのノートPC「HP Elite x2 1011 G1」

 ノートパソコンにも格安SIMの流れが来ています。先日、VAIO株式会社の最新ノートパソコンにも、SIMのスロットが用意されているバージョンの端末のリリースがありました。今度は、海外の大手のパソコンメーカー、ヒューレットパッカード(HP)のノートパソコンにも、同様に、格安SIMを販売しているMVNOが提供しているSIMカードを挿入できるパソコン「HP Elite x2 1011 G1」がリリースされたので、共有させていただきます。しかも端末も安い93,300円(税抜)~でリリースされています。


◆ノートパソコンに格安SIM必要?

 この議論は重要ですね。従来のノートパソコンでは通信に関して2つのパターンで対応しています。まず、一つ目が、大手キャリアが発売している通信データカードをノートパソコンに付属しているUSBなどに差し込み、高速通信を行う方法です。この方法でも問題ないですが、高速通信にデータ通信量をそれほど必要ない作業しかしていない場合は、費用対効果として余りお得ではありません。格安SIMで十分と言え、更に、データカードを随時差し込んで利用する為に、常にバッテリーの充電が必要であることと、常に持ち歩く必要があると言う面倒さがあります。
 また、2つ目の方法としては、パソコンに内蔵しているWi-Fi機能を活用して、インターネットを行う方法ですが、これは、1つ目の方法と異なり、内蔵しているのでデータカードの充電も必要ないですし、持ち歩く必要もないという事で、オススメかと思われますが、1点目に挙げている事と同様に、高速通信を必要としたデータ通信量が少ない場合は、必要以上に費用を負担している可能性があるので、再度の検討が必要と言えます。


◆メール程度の作業なら格安SIMで十分

 では、上述の部分で申し上げている高速データ通信をどれだけ利用するかで格安SIMを利用する必要があるか、HPの「HP Elite x2 1011 G1」のSIMスロットルにMVNOからリリースされているSIMカードを差し込む事に意味があるのか理解することが出来ます。
 外出先で動画の閲覧やオンラインゲームをノートパソコンで利用すると言ったようなインターネットヘビーユーザーであれば必要のない機能と思われます。データ通信量がかなり必要になるので、月間10GBで2500円といったような格安SIMを利用しても、スグに10GBを使い果たしてしまう可能性がありますので、MVNOとの契約は避けた方がよろしいでしょう。しかしながら、外出先でのノートPCの利用が、文字の多いホームページの閲覧であったり、テキストメールのやり取りに限定されるのであれば、高速通信が無くても、問題なく利用できます。そういった主にビジネスマンの用途になると思いますが、そういった方であれば、MVNOが提供している格安SIMでの通信の方が圧倒的に安い通信費用になるので、検討してみる価値はあるでしょうし、「HP Elite x2 1011 G1」を選択する意味があると言えるでしょう。


◆「HP Elite x2 1011 G1」で格安SIMを利用したい場合

 このヒューレットパッカードからリリースされているSIMスロット付きのノートパソコンを選ぶ際は、Wi-Fi内蔵バージョンでは、利用できないのでご注意ください。また、SIMカードに種類がある事はご存知でしょうか?3種類ほどありまして、micro SIMでなければ、スロットに入れることが出来ないので、MVNOと契約される際に、SIMカードのサイズに注意するようにしましょう。また、VAIOで利用できるSIMと同じく、ドコモの回線を利用しているSIMでないと、利用できないので、MVNO選びの際は、ドコモの回線を利用しているか確認が必要です。
 また、高速通信を利用しないと言い切れる方、テキストメールのやり取りしかしないといったケース、添付ファイルなどもほとんど無いと言えるような方、社内の管理ツールを利用するだけという方で、社内の管理ツールは軽いツールで、テキストばかりでほとんど画像ファイルが無いといったような人であれば、月間の高速通信量がほとんど無いようなプランでも問題ないかもしれないので、かなりネット通信に要する費用がかなり圧縮されるものと思われます。