携帯ショップ「テルル」から格安スマホ「mode1」登場

携帯ショップ「テルル」から格安スマホ「mode1」登場

 関東を中心にドコモやau、ソフトバンクなどの公式の販売店の運営だったり「テルル」の名称でご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、携帯電話の併売店「テルル」を運営しているビーアップが格安SIMに対応した、SIMロックフリーの格安スマホ、「mode1(MD-01P)」をリリースした。
(今後、格安スマホを提供しているMVNO各社から順次、市場に投入される予定となっている。価格はまだ正式には、未発表だが、3万円~4万円の間と思われる。)
 本業が携帯販売店なので、どの程度のスペックなのか?意外と販売店ならではの観点で作られており、キャリア浮気性な人向けの仕様になっています。


◆ドコモ、au、ソフトバンクの回線が利用可能

 一般的には、SIMロックフリーの手続きを踏めば、大体のスマートフォンやタブレットは、どこのキャリアの通信回線を利用することが出来ますが、格安SIMを取り扱うMVNO各社は、大多数が、ドコモの回線を利用してサービス提供しています。
 最近では、auの回線や数は少ないが、ソフトバンクの回線を利用しているMVNOも出てきました。ビーアップとしては、単純にMVNO各社に卸しやすいという観点でリリースしたのかもしれませんが、ユーザーの立場で考えてもメリットはあります。
 ドコモからau、ソフトバンクからドコモなど、キャリア変更をしばしばおこなっているようなキャリア浮気性な人にとっては、朗報と言えます。
 格安スマホを提供しているMVNOの各社は、大手キャリアのように、2年縛りを実施している所は少なく、長くても1年縛り、短ければ、契約内容にもよりますが、翌月解約が出来たりもします。そうなると、ドコモ、au、ソフトバンクすべての回線を利用できるSIMフリー携帯は、かなりお得と言えるでしょう。


◆見た目は一般的だが、他社MVNOに無いメリットが

 スマホの見た目は5インチのありきたりな3万円程度のSIMフリースマホですが、他社のMVNOと圧倒的に異なる点があります。「テルル」という店舗がある事です。
 一般的にMVNO各社は、店舗を持っていません。店舗を持たないことによって、キャリアが提供している通信費を大幅に圧縮しています。店舗にかかる賃貸料金、人件費を削減する事で、安くできているのですが、テルルの場合は、本業が携帯販売店なので、リアル店舗があるというのは、他社との大きな違いとも言えるでしょう。


◆カメラは一般的だが処理速度は速い

 搭載しているカメラはメインカメラが800万画素で、自撮り用のカメラが200万画素というミドルクラスのSIMフリー携帯の相場的なスペックです。メモリは1GBしかありませんが、micro-SDカードを利用すれば、最大32GBのメモリになるので、及第点ですね。
 CPUに関しては、この3万円台のクラスのスマホにしては優秀です。クアッドコアを搭載しています。分かりやすく言えば、頭脳が4つあるとお考えください。2つの頭脳を持っている場合はデュアルコアという言い方をしますが、「mode1(MD-01P)」には4つの頭脳、クアッドコアを搭載しており、複数の処理を同時に行いたいと言った場合に便利です。
 アプリで遊びながら、動画をインストールしたいとか、音楽を聴きながら、地図情報をみながら道案内を利用すると言った複数の同時処理に向いています。よく同時処理をすると、画面が重くなって、急にフリーズして、画面が落ちてしまうと言った、ストレスを感じたことがある人も少なくないでしょうが、こういったストレスを感じにくくなります。
 また、最近のハイスペックなスマホにはオクタコアといったさらに上のデバイスも出てきていますが、スマホで同時に処理するような事にはそもそも、パソコンと異なり限界があると思うので、そこまでは必要ないでしょうし、普段使いで、違いを体感することも無いと思いますし、オクタコアの場合、機能限界まで処理をさせると端末が高熱を発することもあるので、クアッドコアで十分といえます。